2023年10月02日
毎年体育の日の前日の日曜日に行われる秋元神社の赦免地踊りは江戸時代に八瀬の永代地租免除の特典が守られた事を感謝して行われる京都市の登録無形文化財の踊りです。
衣裳(燈籠着と呼ばれている)の老朽化に伴い文化庁の補助のもと、新調のお話を得意先を通じていただきお手伝いさせていただきました。
最初に見せていただいた見本は八瀬と皇室とのお付き合いを彷彿とさせる様な江戸期のものと思われる御所解(ごしょどき)の帷子で仕事は全体に疋田とカチン描きに豪華な刺繍を施したものでした。
そのままの復元はとても難しいので、似た柄を現在の技法も使って作らせていただきました。
この衣裳を燈籠着と呼ばれるのですが、
8月に八瀬でありましたお披露目の様子は8月28日付けの読売新聞朝刊の京都版にも掲載されております。
いよいよ今月8日、私達もかかわらせていただいた衣裳(燈籠着と呼びます)が初めて実際の踊りに着用されます。