染屋のひとりごと

2011年12月12日

ローケツの技法 その3

 ローで、線描きして、その中に多色の色さしをして柄を表現するのはよくある技法です。
また、それを総てローで伏せて、地色をつける(引染)ことも、よくあることです。

しかしながら、その線描きとロー伏せの間に、ほんの少し(1mm?)のすきまをあけて、伏せる表現方法を考案した職人さんがおられます。
さし色と線のあいだに地色が入るため、さらに柄全体の表現に深みが出る技法です。

これを「ずぼら伏せ」という名前をつけておられました。