染屋のひとりごと

2011年05月13日

ローケツの技法 その2

 何の更新もしないまま、1年... あっという間に過ぎ去ってしまいました。
その間に大震災、心よりお見舞い申し上げます。

久しぶりに前回の続きを書いて参ります。

前回、いわゆるチャンチン(ジャワのローケツ技法)でローの縞を作るやり方を紹介しましたが、その職人さんが、やはりローを使って、今度はその縞の中に、シルエットを作っておられました。

それは、

  • 1.まず生地を水で湿らせる

  • 2.その上にローで柄を描く

  • 3.当然、描いたローは水分を含んだ生地の上で、急速に冷えるため生地に浸透しない=生地の上にのった状態、になる

  • 4.その上に前回のローの縞を全体におく〔別に縞でなくても、ロー吹雪でも、ローシケ(別の技法で、また紹介しますが...)何でも〕

  • 5.全体を染めると、ロー描きしたところは、そのローがエンブタの代わりになって縞etc、バックはなく地色そのままに染まる

 ということで、シルエットが作れます。普通の紙やビニールのエンブタと違い、筆のタッチが使えるところが、利点ですが、生地のぬらし具合が簡単ではありません‥

‥職人技です。